【LPガス大変革時代に挑む】東邦ガスとシナジー発揮 グループの中核として挑戦の気概で供給する東邦液化ガス
―改正液石法への対応について教えてください。
古山 当社は法改正に先駆け24年4月に「自主取組宣言」を公表し、三部料金制の導入を実施済みです。また、賃貸集合住宅などで当社のLPガスを採用いただく際にも、「透明で適正な料金の実現」という法改正の趣旨をオーナーや取引先へ丁寧に説明し、健全な商慣習に基づく営業活動を徹底しています。
―卸売先である販売店との連携やM&Aについての考え方は。
古山 卸売先の販売店は、地域のお客さまの暮らしを最前線で支えていただいている大切なパートナーです。当社の卸販売部門では販売店との共栄を目指し、日々の事業運営にしっかりと寄り添いたいと考えています。
特に人手不足に対しては、当社が配送や保安業務の受託を拡大して販売店の業務負担を軽減するなど、経営基盤強化を全力で支援していきます。
その上で、後継者問題などで事業の継続に悩まれる場合には、販売店が長年築き上げてこられたお客さまとの絆を大切に引き継ぎ、地域インフラを守り抜く受け皿としての責任を果たしていく考えです。
改正物流法に対応 積載率向上で効率化
―配送員不足や改正物流効率化法への対応はいかがですか。
古山 当社は年間取扱重量9万t超の「特定荷主」として、各種届出や中長期計画提出などの法的手続きを速やかに対応しました。その上で荷待ちや荷役時間の削減に向け、名港LPG基地への事前予約制度や需要期の出荷開始時間前倒しを行い、配送員の負担軽減を図っています。
また、サプライチェーン維持に向け、遠隔地のお客さまに対する他社との配送委託や充てん所の相互利用を進めるほか、社内ではAIによる配送ルート最適化や通信機能付きガスメーター(LPWA)の活用で、作業効率化につながるDXを積極的に取り入れています。
―社員や新入社員に向けたメッセージはありますか。
古山 LPガスは全国で2000万世帯を超えるお客さまの生活を支え、災害時の最後のとりでとなる、生活や経済活動に不可欠なエネルギーです。社員にはこの社会インフラを担う自信と誇りを持ってもらいたいと同時に、安全と安心を第一義に前例踏襲に安住せず挑戦する気概を持ってほしいですね。
東邦ガスグループビジョンが目指す「地域におけるゆるぎないエネルギー事業者」の基盤として成長をけん引し、全員で東邦液化ガスの明日を切り開いていきましょう。
※1「Professional(プロフェッショナル)」「Package(パッケージ)」「Partner(パートナー)」を意味する。
1 2


