米中二極論の限界が一層鮮明に コロナ共生時代に持つべき視点
2020年7月2日
寺島実郎/日本総合研究所会長 本誌1月号のインタビューでは、昨年は米中二極論の後退が露呈したと述べた。この課題は、コロナ禍で一層鮮明化している。 中国への反発路線を取る香港や台湾に対し、締め付けを強化してきた中国・習近平体制が抱える危うさが、さまざまな場面で表面化している。台湾の蔡英文政権が、新型コロナウイルスへの対応で国際的に称賛されている中、中国はWHO(世界保健機関)総
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