前途多難な料金改定 デフレ念頭の「審査要領」

2022年12月10日

大手電力6社が料金の値上げ改定を申請した。ウクライナ侵攻で化石燃料価格が急騰。各社ともに燃料費調整制度(規制部門)の上限値を突破し、以後、家庭向けは逆ザヤ状態が続いている。大幅な最終赤字を見込む中、料金改定に踏み切らざるを得なかった。 今回の値上げの理由は明らかに外的要因。しかし経済産業省としては、最大限値上げ幅を圧縮したことを世間にアピールしなければならない。総原価の削減に手心を
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