電力新市場に漂う不穏な空気 システム改革貫徹の行方は

2020年8月6日

容量市場は初取引に先立って、調達量の目標や価格水準を定める需要曲線が6月3日に公表された。この中で注目されるのは、目標調達量と取引量が等しくなった場合の約定価格である指標価格(Net CONE)だ。新設電源が固定費を回収できる理論上の額で、ガスタービンコンバインドサイクル発電をモデルプラントとして算出し、1kW当たり9425円になった。つまり、約定価格が指標価格を大きく下回るようだと
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