【特集1】供給力減少が誘発する停電危機 システム改革で責任主体不在の死角

2021年7月2日

老朽化した火力の休廃止を進めているのは、言うまでもなく、全面自由化以前に総括原価の下、発電・送配電・小売りの垂直一貫体制で独占的に電力を供給してきた大手電力会社だ。 自由化の進展と同時に、大規模電源の多くを抱える大手電力会社の小売りシェアが激減。それに追い打ちをかけるように、脱炭素の流れから再生可能エネルギーが大量導入され、石炭・石油火力の稼働率は低下の一途をたどっている。 それ
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