【フォーラムアイ】火災の煙の怖さをおばけで表現 新コスモス電機が横浜市施設の体験展示刷新に協力
【新コスモス電機】
新コスモス電機は4月、横浜市民防災センターの防災パートナー企業に認定され、同センターの「煙体験コーナー」のリニューアルの実施に協力した。防災パートナー企業は、同センターの理念に賛同し、技術や経験を生かして体験コンテンツの全部または一部を制作し、完成物を無償提供する。

横浜市消防局の松﨑賢二予防部長は「同施設は消防隊の活動拠点であるとともに、市民の自助・共助意識を育む体験型施設だ。小学生を対象に見学会などを定期的に開催してきた。より来場者に関心を持ってもらう体験コンテンツに刷新するため、防災パートナーを募った」と説明する。
今回、新コスモス電機が手掛けた煙体験コーナーでは、目に見えず、臭いもしない一酸化炭素(CO)をおばけのキャラクターに例えたアニメーションで、有毒ガスの危険性を伝える。
火災を想定した煙体験では、煙が充満したブースの中に入り、「煙を吸わないように口を押さえて中腰で進むように」と説明を受けながら避難する。
「COオバケというキャラクターが、姿が見えず臭いもしないCOの特徴や、煙避難訓練で正しい避難方法を子どもたちに伝えることで理解してもらいやすくなるのではないか。家庭の火災による死亡事故を1件でも減らしていきたい」と、東日本支社長の小栁章氏は語る。

防災意識向上に民間の力 全国の自治体などが注目
この他、コーナーには一酸化炭素検知機能付き火災警報器「PLUSCO(プラシオ) 」を展示している。従来の火災警報器は煙が充満してから火災を知らせるのに対し、プラシオは煙が出ていなくても、一酸化炭素濃度100ppmという人体に影響が出る前の段階でアラームが鳴るのが特徴だ。
体験コーナーの充実を図ったことで、小学生をはじめ、あらゆる世代にアピールできる展示となった。この民間の力を取り入れる試みに全国の自治体や消防局が注目しており、見学の申し込みが絶えないという。防災意識を高める先駆けとなる取り組みとして、全国規模で影響を与えていきそうだ。


