【理研計器】
理研計器は7月、新型のポータプル型マルチ毒性ガス検知器「SC―9000」の受注を開始した。同製品は従来機種「SC―8000」を大幅にリニューアル。従来ガスセンサーよりサイズを3分の1以下に小型化した新型の「Fセンサ」を搭載したことで、従来ガス検知器3台分の機能を1台に集約した。

検知するガスはアンモニア、フッ化水素、塩素、塩化水素、シランなどからさまざまな組み合わせを選択することができ、その数は300通り以上。またFセンサの搭載でガス検知器の性能や耐久性が向上し、最大3年保証を実現させた。加えて、本質安全防爆構造を兼ね備えているため、エネルギー事業のほか、半導体工場、石油化学プラント、船舶、自動車工場、燻蒸などさまざまな現場での使用が可能な製品だ。
SC―9000はFセンサ以外にも新たな特徴がある。一つ目はブルートゥースの搭載だ。これを介して専用アプリ「RK Link」と連動することで、スマホ上で簡単に測定データを管理できるようになった。緊急時には、登録されたメールアドレスに警報を送信することができるため、遠距離間での作業にも適している。
二つ目は多言語表示機能だ。英語はもちろん、中国語や韓国語、ポーランド語からロシア語まで16種類もの言語表示に対応しているため、グローバルな作業現場にも最適だ。ほかにも、定期点検忘れを防止し、機器の管理をサポートする「校正お知らせ機能」や、検知器が正常に動作していることを自動で伝達する「コンファメーションビープ」など、利便性を追求した機能が充実している。
使用環境を選ばない耐久性 約2倍の連続使用が可能に
従来機種から向上した性能は主に二つ。
まずは耐久性だ。1・5mの落下試験をクリアする衝撃への強さを持ち、IP66/68相当の防塵・防水性能も兼ね備える。また、マイナス20℃~プラス50℃でも使用可能で、低温・高温環境の両方に適応できるため、水や雨を被るケミカルタンカーのような現場でも安心だ。
二つ目は、従来機種の約2倍の連続使用が可能となったこと。リチウムイオン電池仕様の場合、駆動時間は約25時間であったが、新型では約60時間と2倍以上だ。
理研計器は長年にわたってさまざまな現場の安全を守ってきた。今後も引き続き、ガス検知器分野の実績を生かし、国内のエネルギー事業を支えていく。
















