【特集2まとめ】分散型システムの再登板 脱炭素・BCP対策の新たな基盤へ

2025年7月3日

分散型システムは再生可能エネルギーの有効利用、レジリエンス対策、地域活性化、

コージェネによる熱の有効利用―など、さまざまな利点から導入が始まった。

特に最近は、マイクログリッドや地域熱供給で力を発揮する導入事例が増えている。

一方、AIの普及によるデータ量の急増を背景に、データセンターの建設が進み、

電力の大量消費が始まる。データセンターは電気をつくる電源設置に加え、

送り届ける送電網や変電所の整備・増強が欠かせない。

この工事を簡略化するため、発電所内にデータセンターを直接建設したり、

データセンター近傍にコージェネを設置したりといった動きも出てきた。

AIの進化が分散型エネルギーの用途を生み出し、「再登板」の時が到来している。

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